アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
(3)
-
「ウバス、呼んだか?」
鶴の一声ではないが嫁の一声に反応を示す 旦那様は最愛の神にキスを落として訪ねる
その光景に異議を唱えるものは居ない この二人は夫婦だからキスのひとつや夜の営みもするだろ
ただ なんねん連れ添っても夫婦中が熱い二人の光景を見てきた灰色のルクンネは
「父上、母様がお好きなのは皆御承知の上で申し上げますがこの子らを待たせるのは如何なものかと?」
ルクンネに言われて渋々離れるペケレ
そんな渋々と離れると相手側が申し訳なく思うだろうに
「それで、呼ばれた用件だがなんだ?」
「はい、鬼の出没地点の絞り混みです。力があれば妖も人もまた神さえも食らってるようで」
「それで?」
「鬼が食らった後の死人が邪気に触れて変質してしまい…穢れをまとった死人がヒトを襲ってまして…」
「二次被害が出てると」
「はい。七種(ななくさ)も邪気祓いや被害を抑えますが我が君の見立てでは完全には無理かと、現段階ではですが…」
「折角、息子らと会えると思ったのにまた仕事か…。」
「まぁまぁ、そう言わずになんなら己等が引き取ってもいいよ?」
「「本神の(ウバス/あき様)が出たらダメだろ」」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
57 / 396