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サクザク、雪を踏みつける音と共にガサゴサとモノが掠れ合う音に目を向ければそこには
「お帰り、、白銀、あきら」
買い物袋を携えたあきらと白銀が「ただいま」と返す
それに笑顔を向けながら彼らと共に中に入る
袋一杯にあるのは真っ赤な林檎と白桃
それをどうしたのか?と訪ねれば足の不自由なお婆さんを助けてあげた時に
神様にあげようとしたんだけど助けてもらった君らにあげるわといただいたそうだ
なので一旦自分の前に林檎と白桃が置かれてから有り難く頂いた
勿論 色々と調理したり非常食として干し桃を作っといたりした
そう言えばあきらが桃のシロップ漬けを瓶に積めて綺麗にリボンをしていたな…
一体誰かにプレゼントするのだろうか?
少し気になったから後程 白銀にでも訪ねようと思いながら焼き上げてた菓子を取り出す。
時刻は昼の2時も半辺り。
少し早いが今から八つ時にした今日は貰ってきた果実をふんだんに使った異国の菓子タルトだ
それを切り分け腹におさめる
ふむ、我ながらに中々良き出来栄えだ 味も申し分ない
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