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『大丈夫だな、お互いに使役契約もしてる何よりあの子の魂は神気に感化されて変質してるからな』
[…それが一番の心配…]
人であった魂が神格化するなど本来は時を必要とするが神の側に居てなお素質があったあの子がこの短時間で変質するなど分かりきっていた
『すでにヒトではない…かといって神でもない…何ともあの子らは巡っても不憫な子らよ…』
[……]
氷面鏡の血筋に生まれたあの子らは確かに同じ"道"を辿るかもしれないだが
『あの子らは確かに二人で一つの存在だが彼の子らとは違う。…お前もあの子らも違う道を歩む事になるさ』
[それは…神のお告げ?]
『己等の勘であり神のお告げだな?』
[…そうか…。]
『白銀』
[なんだ?]
『主の恋路もまた大変だろうが好きにやりなさい.』
[……。]
にこやかに笑う
この神の元を立ち去る白銀の獣
主神はもう一度空を見上げる
良くも悪くも星は動く
『我が子らはあの試練を乗り越えて勝ち得れるかの…。』
彼には何が見えてるのかそれは神にしか分からないだろう
『さて…そろそろ禊も終えてるだろ…彼をあまり待たせるのも良くないから行くかの』
腰をあげて神は神域に足を運ぶのであった。
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