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現世に再び呼び戻すことを彼は覚悟をした。[1/7]
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匡灯達はその場で別れた後
禊も済ませて本殿に先に来ていた晶は主神が来るのを待っていた
頭に乗せてるあの子のお面をそっと撫でながら彼を思う
「…あの出来事から己等達がこの体に共存して7年経つんだな…」
本来なら早い段階でこうするべきだったんだろうけど…
「ごめんな、オイラが不甲斐ないせいでこんなに待たせてしまった。」
また失うのが怖かったせいでオイラはお前を解放してやれなかった、、
でも、
「この判断が正しいかなんてわかんないけどこうするべきだよな」
あの時お互いに止まった時間を進めよう
お互い立ち止まってるままじゃ変わらないから
「オイラはお前を守る意味を今度こそ履き違えないから」
晶はアスマとランドウの在り方を見て自分がしていたやり方ではダメなんだと思った。
どんなに"守る"為でもそれが相手のためになるとは限らないのだ、それをこの二日間で考えさせられた晶は7年経ってようやく自分の内に眠る"兄弟"を再び現世に降ろす覚悟をした。
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