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本来なら2度と手にすることが叶わないはずの命をまえにして涙が出る
兄弟の再会をみていた神は無事に成功したことにホッとする
『どうやら成功したようだな…。しかしやはりあの子は神化してしまったか…。』
ヒトの生涯を終えた彼が新たに得た器には人のなりはしてるが神気を放してる様からあの子は此方側だと察した
神の領域に片足突っ込んでた魂だ感化されて神にもなるだろう…
ジャボジャボと水音がする
晶が兄弟を抱えながら泉から引き出そうとしているのをみて
あきは二人を引き上げる
『儀式成功おめでとう、だが血を出し過ぎだ戻ったら手当てをせねばな』
「…手当ては受けるけど先ずは皓を濡れたままじゃ風邪引くッス」
『晶が風邪を引く事があってもその子が風邪を引くことはないよ…』
実体化した皓を心配する晶はその言葉に気づかされる
「…あぁ…そうか、もうこの子は人じゃなくなってしまったんすね」
今まで当たり前だった事がコレからは当たり前じゃなくなるのだと思うと先程まで喜んでいた晶は少し悲しそうな顔をする
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