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「これは、、」
『…ペケレ、何故それを…』
『生前の彼の遺言だ、"次に受け継ぐ自分へ託す為の贈り物だ"と』
「…先代の贈り物っすか…」
自分らしく生きた彼が最後に残したものは彼の狼を模した面と霊力の込められた水晶
「かなり力のある水晶と面すね…。」
あきらのとはまた違う意味でこの面は強い思いを感じる
『生前の氷雪は理性と力をそれぞれの面に注ぎ込んだ…あきらのは今身の依り代に負かがかかるため自身に余る力を封入してあるがこれにはあの子の意志が込められてる』
「…意志…これを渡されたって事はオイラは彼の『遺志を継ぐ』べきなんすかね」
『あの子は自分らしく生きる子だったがそう言う真面目な所も君と似ていたよ…。』
ペケレが晶の頭を撫でる
その様を微笑ましく見ていたウバス(※あき)は腰を浮かせ立ち上がると一言
『晶お前はお前らしく偽ることだけはしないで好きにやりなさい』
そう告げた神はもう遅いからと愛しの伴侶を連れて彼らは部屋を後に立ち去る
晶も部屋の前まで出ては二人を見送り 寝床につけばその日は疲れも合間って直ぐ様夢の中に旅だった。
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