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[雪豹と烏side→60より]
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火の精霊から必死に逃げる晶と白銀の行く先に妖を退治する灰色と青年がいた
「白銀、あれ灰色(ルクンネ)じゃない?」
[…確かにその様だな…]
「何でこんな場所にアイツらが…」
灰色は今日は皓と一緒に神社にいるはずなんだけどここにいるってことはもしかして…
そこまで考えた辺りで熱気を感じ身の危険を察した晶が咄嗟に言霊を発動させた
「水よ、自分達を覆う膜で防ぎ襲い来る火の熱を奪え」
水の精霊の力を借りて水の膜で身を守ると同時に熱さもないが威力が最初よりも高くなってるのは絶対に気のせいなんかじゃない
「あ…危なかった今の防がなかったらオイラ丸焦げっすよ」
ザァァと血の気が下がる
晶の今の心境を思えば震えるのも分からなくはない
何せ彼は人間だ。あんな攻撃を一撃でも受けたら大怪我では確実にすまないだろう
スピードを上げる自分の傍らに大きな鳥が並ぶ
「獣ちゃん、晶くん借りてもいい?」
[……]
「ツユちゃんの御指示でね、その子の力をお借りしたいんだよね」
[…怪我させたら喰うからな…、]
「怖いねぇ、そんなへましないって」
おちゃらけを言う奴だが能力だけは確かなので自分は彼に飛び乗れと晶に指示した。
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