アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
誰を思う思いは神の舌を唸らす [1/3]
-
――俺達は生きてるんだ、食事をする事が悪いとじゃない、食べたぶんだけ君も感謝をすればいいんだよ、
記憶の奥底に眠る貴殿の言葉が蘇る
ああ…。
自分が過去に食事を教えてもらったのは彼からだった…。
自分が自分になる前の幼き日にであった人は楽しみ方を教えてくれた
でもいつの頃からかそれをやめてしまった…。
それがなぜだったのか今となってわかる
美味しいと感じれなくたからだなにを食べても感じれない
味のしないものを食しても美味しくなかった。
昔みたいに心から楽しめない料理を口に含目なくなって
食事をすることも減った
自分は食べなくなっても死なないと気づいてから命を摂取しなくなった
感謝をする機会も減り食と無縁になった
だが晶と出会いたまにだが、口にする機会が希にあった
加工された料理を食べても味がしないが作り出された料理は少しだけ温かいと思えた
それを晶に伝えると彼は料理を教えてもらいながら作った
なるべく素材をいかし
手作りにこだわって作り出された料理を食した時 味気なかった料理と比べ物にならないほど美味しいと思えた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
93 / 396