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未完成な復讐
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「最悪だ……」
一応あの後
若干落ち込みはしつつも、店の模様替えも、メニューの決定も、全部終わらせて、現在午後7時。
家に帰って来たら、ますますお礼を言ってない事を考えて、だんだん萎えてきた。
「ありえない……」
とりあえず何かお礼しないと……でも何をどうしたらいいか、わかんないし
てかそもそも俺、芦屋にお礼言っても大丈夫、かな?
いやでもあのクッキーは芦屋も作ったっつてたし
それならお礼は言うべきだけど……
「……それでも何だかなーーーー、」
あーあーあー。とソファで唸っていると、「ニャーン」と豆五郎が膝にのかってきた。
腹を見せて、撫でろ。と言わんばかりにごろごろと喉を鳴らす。
まあまあ猫好きの俺にとったら、そんな事も、ものすごく可愛い仕草にしか見えなくて、豆五郎を抱っこして、お腹に顔を埋める。
「あー豆五郎ーーーー。」
「ニャー」
豆五郎に話しかけるような、豆五郎の腹に話しかけるような。
とにかく悩みまくって、考えまくりな俺は、「豆五郎〜〜」と言いまくった。
とりあえず、手紙をかいて、この間のお礼を言わなきゃ……。
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