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未完成な復讐
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掌に置かれたのは小さく折り畳まれた紙。
……手紙?
「…て、がみ……?」
折り畳まれた紙を開けようとすると、芦屋に手を止められた。
「後で見て欲しい」と、言うように手を握られる。
掌から伝わる熱が、ドキドキして心臓が壊れそう……
やばい、やばい近い、無理ッ本当にやばい…
「…そろそろ帰るよ、またね紘くん」
「あッ、うん、また……!」
「またね」って言葉が聞けた。
また会えるんだって嬉しくなった。
また、会ってくれるんだって。
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