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未完成な復讐
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「紘、こっち3番、これが6番、こっちがカウンターの2番な」
「はーいッ了解っす」
祝日で、昼時で、忙しい。
人数もそんなに多くないから、厨房も、ホールも手一杯だ。
厨房には店長と、アキさんが入ってて、ホールは俺と薫の2人で精一杯。
裏には芦屋がいるけど、初日からこんなに頼める訳ないから、ここは俺と薫で回さないといけないんだけど、それにしても今日は忙しい。
「薫ッ、7番9番、それと1番テーブル片して
俺がその間に回すから頼むな!」
「あ、はいッ、」
久々こんなに忙しいとは思わなかった。
まだ2人で回せるけど、どこがで薫を休憩に行かせなきゃならない。
でもお客さんの注文は止まらない……
「あーー仕方ないっ!」
料理を運び、裏にいる芦屋に声をかけた。
「芦屋ッ、ちょヘルプ入って!」
「あ、了解です!」
とにかく今は人手がいる。
お客さん待たせるわけにもいかないから仕方ない。
芦屋には大変だろうけど、頑張ってもらわないと…
裏から芦屋が出てきて、薫がテーブルを片してくれているのを伝えて、「俺と芦屋は料理を運ぶのと注文を取るのをやるから、お願いな!」と早口に言った。
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