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未完成な復讐
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「バイト初日どーだった?」
薫が着替えた後、俺たち男組が裏に入り着替える。
店長とアキさんはまだシフトと、掃除があるから着替えてるのは俺と芦屋だけ。
「そうだな〜」と言いながら、着替え終わったらしくロッカーをパタンと閉めて、すぐそこの椅子に座った。
「大変だった、かな」
「まあそーだよな」
「けど、嬉しかった事があったから、大変だったし疲れたけど、それがあるから全然頑張れたよ」
「嬉しかったこと〜〜?何それ。お客さんに褒められたとか?」
「そんなのじゃなくて、もっともっと良い事!」
「なんだよそれ」
「紘くんには秘密」
「ケチだな」
やっと着替え終わって、鞄も何もかも持って、店長達に挨拶をして店を出る。
まだ夏だから多少は明るいがcitrusは都会から少し離れた細道に入るため、夜に近付くと暗くて危ない。
街灯があってもそれなりに暗いし、人通りが少ないから、樹ちゃんのようになることもあるのだ。
だからあまり帰る時は遅くならない程度に店を出るのだが今日は少し芦屋と長話をしていたので、そこそこ暗いから何だか不気味……
昼間はどうってことない道が、何だか危ないなと感じる。
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