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未完成な復讐
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初めて女の子の悩みを聞いた。
すごく悩みが多いな、っていうのが本心
相良さんはその悩みをずっと抱えていた、関心があると言えばあるが、やはり恋愛というのは上手くいかないものなのだと理解した。
ただ、今回の相良さんの前向きな性格や、明るくて、多分良い子なんだろう、ってとこがわかって、紘くんが相良さんを特別視しているのが分かった気がする。
最初にバイトに入った時から紘くんと一番仲が良くて、「たっくん」って僕も言わない名前で呼んでいて、相良さんには良い気分しかなかったけど
話してみるとなんて言うか、妹?みたいな感じ
それこそ樹とはまた違う妹のような感じで、途中からは女の子としてじゃなく、妹のように話しかけていた。
「可愛い」と言うのはお世辞じゃなくて、健気に頑張っている所が「可愛い」って事であったのもある。
それでも女の子として、恋愛対象としてとかでは見れないからなー。
で、紘くんは紘くんで、僕が相良さんに「可愛い」って言ったのを気にしちゃって
分かりやすいくらいに動揺してて、見てて面白かったな〜〜
あんなの僕が言った事を意識しすぎだよ。
僕が本心から可愛いって思えるのは紘くんただ1人なのに、焦っちゃって。
馬鹿だな、そんな表情しなくても、僕が女の子を好きになる事ないんだから、ずっとずっと紘くんしか見えてないんだから、そんな表情しないでよ
「……たまらなくゾクゾクしちゃうじゃん……」
紘くんの不安そうな表情が、とても唆る。
もっと不安にさせたいとか、困らせたいとか、思っちゃうじゃん。
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