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未完成な復讐 【修正しました】
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「紘くんお風呂ありがとう」
「おー」
バサバサ、って布団を敷いてたら背後から芦屋の声が聞こえて、一応返事はしながらも布団のシワを伸ばす。
「よし、これでいいな」
「あ、僕今日ここ??」
「ちっげーよ、お前は俺のベット。俺がここで寝んの。
じゃ風呂入ってくるからお前先に寝てていいよ」
「え、っちょ、ちょっと紘くん?!」
何か言いたげな感じだったけど
まあ、何となく言いたい事は分かってたから敢えて聞こえないフリして風呂場に向かった。
どーせ俺が布団で寝るのを疑問に思ったんだろーけど
布団何枚か敷いて、身体が痛くない程度にふかふかにしてあるとは言えお客さんを床で寝かせるのは俺も嫌だし
かと言って芦屋と俺とでベットに寝るのは、寝るに寝られない、むしろ緊張しすぎてやばいことになる(主に気持ちの方が)
それに、もし、もし芦屋が望むとしても
まだ……芦屋とそーゆー関係になりたくない
理由は色々あるけど、やっぱり他の人の感覚が、鈴瀬さんの感覚が残っているかもしれないから
そんな身体で、セックスなんてできない
大好きな人だからこそもっと時間をかけて、たくさん知って、たくさん甘えて、たくさんの思い出が大好きな人になった時に抱かれたい。
まだ付き合って然程経たない
俺たちはまだ、お互いをよく知らないのも当然
だからこそもっと2人でいる時間を増やしてからの方が俺は、いい。
「……あー……」
こんな事を考える日がくるなんて、人を本気で好きになるってことは難しい。
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