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未完成な復讐 【修正しました】
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遡る事 3日前
部活の練習後に更衣室で、部員と着替えていた。
すると、『アッ…ん、ぁきもち、ぃい…』と女性の乱れた声が聞こえてきて、何かと思い着替えるの止めると、何人かの部員が輪になって携帯を覗いていたのが目に入った。
同じクラスで、同じ部活である野田 悠人に『なにあれ』と聞いてみると、
『AVじゃない? アダルト ビデオ』
『ああ、あれがそうなんだ』
『あっしーAV見た事ないの?』
『興味ない。てかあれ見て何すんの?』
悠人と話しながらさっさと制服に着替える。
もう8時になる、早く帰らないと紘が学校に行っちゃうからその前に帰って紘補給しないと……
『…ねえブチョ〜あっしーがAV見て何するのって聞いてるよ』
『は? 芦屋、お前それ本気で言ってんの?』
『本気も何も、AVってビデオ見るだけですよね?
他に何かあります?』
俺が所属する空手部の部長は全国でも有名な人で、
幼い頃から空手を嗜んでいて何度も全国優勝したり、各試合に出場しては毎回最年少で優勝したりする空手の達人。
そんな尊敬もできる谷原先輩は、部の中でも超がつくほどド変態である意味有名。
暇さえあればあーやって部員と輪になってエロい話とかしてるのを何度も聞いた事ある。
が、今回は何故かAV。
いつもだったらグロいくらい女の身体の話とかで馬鹿みたいに盛り上がってるくせに、何の入れ知恵か知らないけど今日は携帯でAVを見る始末。
AVの存在は知ってたけど、まず女に興味ないから見た事なかったし、多分見てもつまらないし、てか見て何すんの?
どうも何ないでしょ。
『……芦屋お前、ちゃんと高校生だよな?
本当は80歳のお爺ちゃんとかじゃねーよな?』
『見た目も年齢も、男子高校生ですけど……』
『AV見て何すんの、って質問されたの初めてだわ。
やる事なんて1つだろ!
シコるんだよ! オナニー! 』
『はぁ……そうなんですか…』
『もしかしてお前シコったことな『いわけないじゃないですか。僕だって健全な男子高校生ですから』
『だよな。』
そりゃ僕だって年頃だし、男だし
性欲が無いわけじゃ無い……寧ろ人よりも強いけど上手く隠しているだけだ。
それに可愛い恋人がいるのに、ムラムラしないなんて無理な話で、紘を見るたび、紘に触れるたびにムラムラして仕方ない。
けど、僕は紘の気持ちが追いつくまで待つって決めたから手は出さない。
キスはするけど、それまででストップ。
あんまりしつこくせまると紘が腰を抜かして、泣きそうにするから抑えてるだけ。
…ああ…紘の事考えだしたらムラムラしてきた……
『まあ、そんなこんなで色々あってよ
俺最近AV見て、シコらねーとイけねーの!
で!これが俺の一番のお気に入りで、ローションと大人の玩具を使った、女子高生と禁断のセックスってタイトルのAV』
悪いけど、先輩が何かしら話いたのを、まったく聞いていなかったので、『そんなこんな』とかは理解不能。
そして先輩に引き摺られるように携帯にアップされているAVを見せられる。
『……玩具、ですか?』
『そうそう! この玩具さー、実際にアマゾネで売ってんだってよ。
なんかさこのAV会社がきっかけでアマゾネで販売してるらしいぜ』
『へー。』
『芦屋、ちょっとお前の携帯貸してみ。
俺の携帯アマゾネのアプリ入れてねーから、わかんねーの、お前いれてるだろ?』
『…いいですけど…変なとこあたったり、LINOとかメール見ないでくださいね…』
『へいへいわかってるって』
と、先輩に携帯を潔く渡したのが、大間違いだったのだ。
僕は僕で先輩の携帯を持ってて、そのAVに群がる部員達が近くに何人もいて、なかなか退かなくて、仕方なく先輩の携帯を持ってた。
先輩はアマゾネでその、大人の玩具を探してて、さすがに人のメールとかは見ないだろうと思って完璧に油断していた……
『あ、あったあった。
これだよこれ〜うっわレビューめっちゃきてんじゃん
星5つだってよ』
『へ〜実際に買う人いるんですね。どれどれ……
うわっ本当だ、レビューの数100件だって、どんだけ人気なの』
いつの間にか僕の隣にいた悠人は、先輩と一緒になってアマゾネを見ていた。
そこまでは良かった、そこまでは……
『…そーいや芦屋って彼女いるよな?』
『ああ、はいラブラブな恋人がいますよ』
『ふーーーん…いいこと思いついた。
寛大な先輩から、ちょっと早いハッピーバースデープレゼントにしてやろう〜〜』
2人が何かぼそぼそと話しているのはわかってた。
わかってた、そこで止めれば良かった。
なのにAVの音量上げろだとか、「やばくね?まじぱねえ?やべえ」とか言う部員の声でわからなかったからそのままにしておいたのが本当の本当に後悔した。
『芦屋、ほら携帯返す』
『あ、どうも…』
『それとこれ。
明後日の夕方に着払いで頼んだ分の代金』
と、何処からか持ってきたかわからない茶封筒を手渡された。
携帯を返してもらったまではいいが、代金と言われて、なんとなく察してしまった……
嫌な予感しかしなかった…聞くのもうんざりしていたが、一応何の代金か、と聞くと
『ふっふふふ。
喜べよ芦屋、寛大な先輩からお前にプレゼントだ。
それを彼女に使って感想聞かせろよな❤︎』
……。
僕は黙って、携帯を開き、アマゾネの注文履歴を見た。
『 ご注文の品
これ1つで彼女もフニャフニャのトロトロに❤︎
快感ローション 3本セット
&
3つの振動でフニャトロになるまでオナニーしちゃおう!
ブルブルオナニー 』
……もうそれからは注文を取り消そうにも、消すのを邪魔され、結局注文取り消しの時間を過ぎて
昨日 僕の家に到着したというわけだった。
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