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未完成な復讐
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「はい」
体温計を紘に突き付ける
明らかに嫌そうな顔をして、体温計を受け取り、熱を計る。
暫くして、ピッピピと音がなって、体温計をもらい
表示されている数字を見て溜息がでた。
「……39.0度もある…まったく何で早く言わないの」
体温計を机に置いて、紘のロッカールームを開けてバックも着替えも取り出した。
机に俯せになって、ぐったりとしている、多分熱が高いから身体がキツイんだ…
「服、着替えて、汗掻いたままだと余計悪くなるよ。
学校は今日休むって友達に連絡いれてね、後は僕のパーカー貸してあげるからそれ着て」
「ん……」
「僕ちょっと、店長に話してくるから待ってて」
僕は店長のいる厨房に行き、紘が風邪であることを言い、1時間だけバイトの時間を遅らせてもらった。
あんな高熱がある紘を1人で帰らせる訳にも行かないし、かと言ってここで僕のバイトが終わるまで待たせておくのも可哀想だから、紘を家に送ってそれから入ることにしてもらった。
「すいません店長、じゃあちょっと行ってきます」
「いいよいいよー、紘くんにお大事にって言っててね」
「はーい」
店長の許しをもらい、裏に戻って、着替え終わった紘の肩を担いで一旦家に帰る事にする。
とにかく今は熱が高いから、横にさせるだけでもさせておかないと。
「バイト終わったら、家に行くから、それまで寝ててね」
「ん…」
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