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未完成な復讐
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バスタオルと、タオルを持ってきた。
風呂場ではシャワーを浴びる紘の影が見える……その姿だけでムラッとする僕はとんでもない変態なのかもしれない。
「……はぁー…僕ってこんなに変態だったけ…?」
病み上がりの紘に迫る気はないが、興奮するのは抑えられない。ていうかさっき僕が寝ていると思っておでこにキスしたのだって正直やばかった…可愛すぎ…襲いたくなる…
「んー……我慢我慢……」
こーゆー時は豆五郎の肉球を思い出してみるのが一番だ。
豆五郎の肉球、豆五郎の肉球、豆五郎の肉球、豆五郎の肉球、豆五郎の肉球、豆五郎の肉球、豆五郎の肉球、豆五郎の肉球、豆五郎の肉球、豆五郎の肉球……
「なーーそこ誰かいんの?」
と、中から紘の声が聞こえて、僕の脳内は一気に豆五郎の肉球から紘でいっぱいになった。
「おーい颯太? それとも橘?」
「あ、っ僕だよ!」
「何してんだよそんなところで、俺もう上がりたいんだけど」
「あっごめん、バスタオル取ろうか?」
「いやいいから。とにかく俺そっちに上がりたいから出てって。
つーか何。俺の裸見る気でそんなとこいんの?」
「はっ?! いや違うから!タオル戻しに来ただけだから、」
「ふーん…すけべ野郎め」
「違うってば! 」
と、弁解していると風呂場のドアが開いて、腰にタオル巻いた紘が出て来た。
いきなりドア開けるもんだから、一瞬、反動で目を瞑ったが次に開けた時にはもう既に紘が僕の目の前にいて、しかも腰にタオルを巻いているとはいえ、上半身は裸なわけで、
かつ、お風呂上がりの火照った頬と、濡れた髪の毛とエロい身体に、僕の股間が非常事態となった。
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