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《山崎》
村上の家に行って、後継者問題を片付けてから1ヶ月…。
仕事に行って、高梨に昼食行こうって拉致され、仕事終わって疲れ果て、マンションに帰る。
いつもと変わらない生活。
…後継者問題は片付いたと、俺も村上も、当事者の少年も思っていた。
でも…、そうじゃなかった。
いつものように、疲れて帰る途中…電話が鳴った。
「…やぁ。久しぶりだね。」
…社長…!
「…後継者の件、大層な活躍だったそうじゃないか?」
…背筋に冷たいものを感じた…。
「まあ、断ってくれて良かった。
身の程を知っていてくれて。
その後の事は知ってるか?」
「…いいえ。」
少年側に危害がないんだったら、もうどうでもいい。
「…Fグループの奴らが 少年の身代わりを用意したんだ。」
「…え、」
身代わり…。
一瞬 驚いたが、なるほど、奴らの考えそうな事だ。
少年が名乗る気がないとわかって、こちら側から どうこう言われる事はないと、踏んだんだろう…。
「…むろん、Fグループの奴らには、それ相応の対応をしたがね。」
電話の向こうで、社長が クックッと 笑ってる…。
と、言う事は…
おそらく…Fグループは壊滅だろう…。
…馬鹿な奴らだ。
あんなに忠告したのに…。
社長の逆鱗に触れるからだ…。
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