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数居る妖の数匹がこちらに気が付いた。
『マサヒ様だ』
『マサヒ様!』
気が付いた妖達がこちらに方向を変えた。
「匡灯様大人気だね!」
「アスマさん、匡灯様が苦虫を噛み締めた様な顔をしていますよ」
「匡灯様、苦虫食べたの!?」
「違う。アスマ、こっちに近付いて来る妖を払え」
「うん!任せてよ!」
この辺の妖達は何故か俺の式神になりたがる奴らばかりだ。
式神を2体手にした今でも、変わらずに志願しに来る。
そして、一番厄介な事は。
『マサヒ様に獣臭いのは似合わないんだよ!』
「うわっ!?」
「ランドウ、避けろ!」
俺は短冊をランドウに迫ってきた妖に放つ。短冊が命中すると妖は業火に焼かれる。
体力を温存させたいランドウに迫って来る妖の相手をするのが一番厄介な事だ。
「匡灯様、すみません…」
「いや。ランドウに怪我が無いなら良い」
「匡灯様ー!やってきたよー!」
笑顔のアスマが戻ってきた。
「匡灯様、向こうで人が追われてたよ!」
「……」
「匡灯様助けに行きましょう!」
ランドウがそう言うから、向かうことにした。
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