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妖達の大群の先頭まで向かっていると、大半が少年の近くに居た赤い狐が退治していた。
「あれは、あの少年の使い魔か?」
「ん?」
「どうなんでしょうね?」
「あ!転んだ!」
アスマが声を上げる。
少年は確かに転んだ。そして、動かない。
「匡灯様あのままでは食べられてしまいます!」
「アスマ、あの大群相手に出来るか?」
「うん!出来るよ!」
「よし。アスマは大群の妖を。ランドウはそこから零れ出た妖を相手して来い!」
「うん!」
「はい!」
人間の走るスピードよりもアスマやランドウのスピードの方が遥かに速い。
俺はその2体を先に向かわせた。
「さぁ来い!匡灯様の式神の俺が相手だ!」
『式神だと?』
『関係ない。消してやる!』
「俺、強いよ!」
アスマは複数体をひとりで相手にしていた。
「大丈夫ですか?お怪我は?」
ランドウは倒れた少年に声を掛ける。
そこへ、アスマの相手から逃れた妖がランドウを背後から襲う。
『そこを退け!ソレはこっちの獲物だ!』
「匡灯様が助けると決めた方を見捨てるなんて事は、オレにはありません」
ランドウの尻尾が燃え、一振りすると妖を見ずにランドウは退治した。
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