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「匡灯様!またアヤカシ!」
『こちらに向かって来ています!』
「なに?」
気配を探ると、確かに妖がこちらに向かって来ている事が確認できた。
しかし、アスマはまだ戦えても狛犬の姿のランドウでは戦えない。
俺は少年の返事を待とうとしたが、それでは手遅れになる。
「悪いが、俺の権限でお前を家に連れて帰る」
少年を抱き抱え、アスマとランドウに帰ると伝える。
『匡灯様、このキツネはどうしましょうか?』
「一緒に連れて帰る」
「え、ちょ!?」
「キツネ~♪一緒に帰ろうね♪」
「キツネはランドウに任せて、アスマお前はこっちに来る妖を退治してくれ」
「うん!ランドウ、キツネよろしくね!」
『はい。キツネさん、もうしばらくオレ達に付き合ってくださいね?』
ランドウは任された赤い狐に話し掛けた。
赤い狐はとりあえず頷く事にした。
そして、そこからは早かった。
少年に向かって来る妖達をアスマが退治し、なんとか俺の家へたどり着いた。
『疲れたー!』
アスマが珍しく獅子の姿になるほど消耗していた。
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