アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
7
-
俺の家は普通の一軒家と変わらない。
庭に灯籠や池があったりするが、普通の家だ。
妖や霊がたまに、いや頻繁に来るが普通の家。
「救急箱持ってくるからそこで待ってろ」
「あ、お気遣いなく…」
少年に話し掛けるとそう返ってきた。が無視で救急箱を取りに行く。
『キツネ!遊ぼ!』
「……」
『キツネ?遊ぼ?』
『アスマさん。キツネさんもお疲れなんですよ。アスマさんもお疲れだから、獅子の姿なのでしょう?』
『……違う!楽!』
そう言ったアスマは獅子から人型へと姿を変えた。
それを見たランドウは落ち込んだ。
「ランドウ?どうしたの?」
『オレの身体がやはり異常なのですね…』
グスグス泣くランドウにアスマは赤い狐を見た。
「キツネが泣かした!」
「えっ!?濡れ衣過ぎるんだけど!?」
「匡灯様に言って来る!」
「ちょっと!?」
赤い狐が止めてもアスマは匡灯の元へと駆けた。
「えぇぇ…」
『すみません…。アスマさんのあれは冗談ですよ……多分』
「…不安なんだけど」
もふもふ同士の会話。
.
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
7 / 700