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━━部屋を飛び出したランドウは、庭にある池を覗いて居た。
『はぁ。恥ずかしさでつい飛び出して来てしまいました…』
ランドウは泣いたことの理由を伝えるのが恥ずかしくなり部屋を飛び出してきた。
『オレの身体、どこが悪いんでしょう』
ランドウは空を見上げる。
空は青く白い雲が流れていた。
そこへ、ヌッと妖が現れた。
『お前は、狛犬像の狛犬だ』
『?え?』
ランドウはその現れた妖の言葉に首を傾げる。
『アナタは、オレを知っているんですか?』
『知っているとも。あの神社でマサヒ様の式神になりたいとお願いしたこともある。まぁそれは置いといて』
『?』
『何故、お前がそうなのか、実は足りないものがあるんだ』
『足りないもの?オレに足りないものとはなんですか!?』
『お前が居た神社に答えがある。探して来い』
『……』
『マサヒ様はもちろん、対の狛犬に伝えると答えは無くなるかもなぁ』
『ひとりで行けと言うんですね?』
『そうだよ』
『…解りました。教えていただきありがとうございます』
ランドウはペコッと頭を下げてひとりで神社へと向かった。
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