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あきらを一人にして行くことも、少し不安だったがあきらには近くに妖孤が付いているから安全だろうと考えた。
「匡灯様!ランドウが!」
「少し待て」
俺は焦るアスマをそのままにし、あきらにとある物を手渡す。
「これは?」
「御守り袋だ。その中には妖達が嫌いな物が入っていて寄って来ない」
「……」
「中身は開けるなよ?開けたら効果は切れる」
「…はい」
あきらは返事して頷いた。
そうして、俺はアスマと共にランドウを探しに家を飛び出した。
━━その一方のランドウは朽ち果てた神社へと到着していた。
『……』
神社には神様も守護する2体の像も無くなって居るので、空気が淀んでいた。
『これが、あの神様の居た場所ですか?』
『そうだよ。神が居ないとこうなるんだ』
『!』
ドサッと身体を地面に打ち付けられたランドウは痛みで顔を歪ませた。
『マサヒ様の式神になるには、お前を倒すしかない。もう片方は強いのが解るから、お前にするんだよ。解るか?』
『な、にを…』
背中を踏まれ、動けないランドウは耳を垂らした。
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