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自宅に帰ると、キツネだった獣は人型へと変化した。
それには俺は驚かなかったが、アスマがショックを受けていた。
「キツネがキツネじゃなくなった!」
「キツネだからな。化けられるだろう」
『…変化したキツネさん、雰囲気変わりますね』
まぁ、見た目獣から人型になれば誰でも雰囲気は変わるだろう。
「キツネじゃないキツネは嫌だ!」
いや、雰囲気は変わらないモノも居るか、とアスマを見て考えを変えた。
そんなことよりも、少年あきらと出会ったばかりの獣は知り合いだったようだな。
悪いモノではなくて良かった。
「立ち話もなんだ、家に入ったらどうだ?」
「…でも、迷惑じゃないですか?」
あきらが遠慮した口調で俺に言うから、溜め息を吐いた。
「す、すみません!お邪魔ですよね!」
あきらをビビらせてしまったようだが、俺は言葉を発した。
「良いから中に入れ。玄関で溜まられると、最悪しか来ないぞ」
「は、はい」
多少きつめに言い放つとあきらが涙目になっていた。
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