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畳みの居間に通し、そこで積もる話でもしてくれと思ったがあきらが畏縮して連れて来た獣に睨まれた。
「……。ランドウ、手当をするぞ」
俺は無視して、ランドウの怪我を治療することにした。
『あ、はい』
「凄い傷薬!」
アスマが救急箱から傷薬を宣言高らかに告げる。
しかし何故、体力が凄く回復されそうな名前を言ったんだろうか。
「しかし、あの妖は派手にランドウを怪我させたな…」
『そんなに酷いですか?』
「いや、そこまで酷くはない。手当は人型の方が楽だがな」
『!すみません!オレが獣に戻ってしまうばかりに!』
「ランドウのもふもふ好きだよ!」
『ありがとうございます』
この阿像吽像の2体はたまにふたりの世界がある。
面倒臭いので、ランドウに俺の霊力を与えた。
与えたからといって、獣姿から人型になるのはランドウの意識によるものなので、勝手に人型になったりはしない。
「ランドウ、人型になれるか?」
『え、あ。はい!』
ポンッとランドウは狛犬の姿から人型へと変えた。
そこで、手当も終わらせた。
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