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「あ、あの。ところでオレだけ理解が追い付いていないのですが…」
ランドウが怖ず怖ずと手を挙げこの場の全員に伝えた。
「理解が追い付いていないとは?」
「あ、えっと…。まずは名前からオレは解らない…です」
「…あぁ」
ランドウは途中で居なくなったからそれぞれの名前を知らないのか、と思い出した。
軽く自己紹介を終えると、ランドウが更に続けた。
「教えていただきありがとうございます。えっと、あきらさんとおそさんはどういった関係なのでしょうか?」
何故そんなことを聞くのか、ランドウの方を見た。
キツネはあきらの使い魔では無いのは明白だろう。
「どうして聞くの?」
キツネが訊ねた。
「え…、と…。興味…がありまして…」
「ふーん?」
使い魔では無い事は解っていて聞いていると言うことは、ランドウはまさか。
いや、そんなことはない。
無いと信じたい。
「俺とあきちゃんはね」
「やっぱり良いです!知らない方が良いことも世の中にはありますよね!」
ランドウはキツネにそう言うとアスマの背中に隠れた。
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