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ランドウは神の事を今でも忘れないで居る。
俺との式神契約が無ければ、ランドウもアスマもあの神社で神の還りをいつまでも待ち続けていただろう。
俺が、ふたりを式という鎖で繋げてしまった。
しかし、俺はこのふたりを気に入った。
ふたりも、俺を選んでくれたんだと思っている。
だからこそ、俺は彼等を大切にしたいんだ。
「俺とあきちゃんの関係知りたくないの~?」
「キツネ、ランドウはもう良いと言っているんだ。しつこいと嫌われるぞ?」
「……」
まぁ、ランドウがキツネを嫌いになったところでコイツには痛くも痒くも無いだろうな。
俺の背後で、アスマとランドウが会話をはじめた。
「どーしてキツネに聞いたの?」
「…オレ達と違う関係もあるんだなと、興味が出ただけです」
「違う関係?」
「式神という関係以外が存在するんだな、と」
「むずかしい!」
「そうですね。オレ達には少し難しい話でしたね」
解らないアスマにランドウは微笑んでいた。
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