アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
23
-
あきらを泣かせそうになっているところに、キツネが口を開いた。
「あぁ…あきちゃんを匡灯が泣かした…。」
あきらはまだ泣いてはいない。
キツネは更に言葉を続けた。
「数時間ここに居ただけだけどさ…匡灯は言葉が足りないね…。あと年下を泣かしたらダメじゃん。お前の方が歳上なんだからさ、もうちょっと言葉は選んだ方がいいよ」
キツネに言われなくても、そんなことは解っている。
しかし、何故だか泣かれてしまう方が多いんだ。
それに、俺は普通に接しているつもりだ。
「匡灯は怖がられるのは態度と表情だと思うの、子供って敏感だしよく見てるからさ。あともうちょっと言葉は選んだ方がいいかな~」
言葉を選ぶ?
「出来たらでいいけどランちゃんや、アスマにしてあげるみたいな柔らかい感じを見せれば相手も安心できる筈だよ」
ランドウやアスマにしている柔らかい感じ?
「少なくともあきらは人から受ける言葉には過敏みたいだから気を付けて上げれば泣かれないと思うし」
最後にキツネはそう俺に伝えた。
.
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
23 / 700