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アスマの頭を撫でた瞬間、赤狐の言葉を理解した。
ああ、こう言うことをあきらにしてやればいいのか。
「アスマ、ランドウ。お前達の気持ちは解らなくもない、がその感情はお前達には相応しくない」
「?どんな感情?」
「匡灯様?」
「お前達を式で縛って悪かった」
「!匡灯様、オレ達は匡灯様の傍に居たいと思ったからこうして式として居るんです!匡灯様が謝る必要なんて無いですよ!」
「うん!無いよ!」
「…ありがとう」
俺はふたりをぎゅっと抱き寄せた。
「匡灯様?」
「よし、真っさらになったな?」
「ん?」
「アスマ、ランドウ。家が壊される前にあいつらの動きを止めるぞ」
俺がふたりにそう告げて、庭に出た。
未だに、見合ったままの2体に俺は口角を上げた。
「アスマは白銀の獣、ランドウは赤狐の方だ!」
「はぁい!」
「了解しました!」
俺がふたりに指示を出すとそれぞれの戦い方をはじめた。
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