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新たな登場人物により、匡灯は白銀の獣に攻撃するのを止めた。
その人物を見ていると、あきらも白銀の獣も知り合いらしい事は匡灯にも理解できた。
彼等が会話をしているのを黙って聞いていた匡灯のところにアスマとランドウが近付き声を掛ける。
「匡灯様!」
「アスマ、ランドウ」
「匡灯様、お怪我はありませんか?」
「無い。アイツは結局俺に一度も攻撃をして来なかったしな」
「怪我が無いのでしたら良かったです」
「良くは無い。怪我が無くても俺の心配した気持ちは怒りになっている」
匡灯はアスマを見てそう呟いた。
「匡灯様?怒ってるの?」
「……」
「匡灯様、怒っちゃダメだよ。笑顔で居ないと」
ニコーッとアスマが笑って見せる。
それを見て、匡灯はアスマの頭をグシャグシャと乱暴に撫でる。
「??」
「アスマがそういうなら、怒りを静めよう」
「うん!怒った匡灯様怖いもんね!」
「……」
匡灯はアスマの言葉にショックを受けた。
「ところであちらのお話ですが…」
ランドウが会話をしていたあきら達の方を見た。
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