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基本的に術者としての意識知識はあるが、それを他人のために使う気にはならない。
ならないと言うが、自分の為にも基本的には使いたくはない。
だから、式神を持たなかった分もある。
しかし、アスマやランドウと出会い2体と居たいと思い契約した。
この2体は普通の妖とは違い獅子狛犬だ。清い場所に居た2体を酷使するなど有り得ない。
更にランドウは何処かがおかしなところがあるらしく、力を使うと狛犬に戻ってしまう体質だ。
力を使わないで、過ごしても夜眠る頃には狛犬の姿になってしまう。
「…そうだな、帰るか。顔を見せる必要もないだろうしな」
「良いんですか?」
「構わないだろ」
自宅に帰ることを決めた俺は、あきらを見た。
「で、あきら、お前も帰るんだろう?気を付けて帰れよ?」
「バイバイあきら!またね!」
未だにランドウの背中にくっついているアスマはあきらに笑顔を向けて手を振った。
「キツネもバイバイ!」
ついでに赤狐にもそうしていた。
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