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自宅の自室に入り一息ついているとランドウがお茶を入れてきた。
「匡灯様、お茶を用意しました」
「ああ。すまないな」
「いいえ、食事の用意もすぐにすませます」
「……あぁ」
「ランドウのごっはん!」
この家には、俺とアスマ、ランドウしか居ない。
両親は、俺がこういう人間だと解ると畏怖し近寄ることも無く別のところで暮らしている。
俺は気が楽だから、それでも構わなかった。
アスマとランドウをこの家に招いた最初の日には、少しだけ苦労もあったが、今は全てを分担したりしている。
「ランドウのごっはん!しょっぱいごっはん!」
「それはランドウに言うなよ?ランドウがショックを受ける」
「?匡灯様はランドウのごはん好き?」
「…あぁ、好きだ。もちろんアスマが作る料理も好きだ」
「やったぁ!ランドウ手伝ってくる!」
アスマが嬉しそうに駆け出した。
本来ならば、こういう使い方をしてはダメなのだろうが、俺はアスマとランドウに甘えていた。
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