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アスマとランドウの力量は五分だ。
アスマは回復が異様に早く、底無しのように感じるだけ。
反対にランドウは蓄積されないから本気を出せないだけで、アスマと同じ力を奮える。
「ランドウ、今日の1回分だ!あの檻を壊せ!」
「はい!」
「匡灯、攻撃して来るなら上級妖を捕まえに行っても良くないかい?」
ガシャンと脆くも壊された檻からは、複数の妖達が出て来た。
「な」
「アスマさんが居ない?」
『ワアァァァッ!』
「ランドウ、引け!」
「匡灯はもう少し、頭を使った方が良い。こんな簡単な手に引っ掛かるなんてね?」
部屋からソイツは出て行った。
部屋には、無数の妖。
言葉も解せない妖達はランドウや俺に襲い掛かる。
あぁ、俺はなにを間違えたんだ。
どこで、道を間違えた。
「匡灯様!」
「塵も残さず、消え去れ」
短冊を四方の壁に放つと、部屋の中は炎に満たされた。
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