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炎が消え、煙りが充満するなか俺は床に倒れた。
『匡灯様、ケホッ…』
「ランドウ…。すまない、怪我はないか?」
『ありません』
怪我は無いがランドウは狛犬の姿になってしまった。
「アスマを探さなければ…」
『それならオレがアスマさんを感知できますよ!オレとアスマさんは2体で1つですから!』
笑顔で俺に言う姿は、元気が出る。
「頼もしいな」
『はい!』
しかし、無茶な事をした為にしばらくの間、俺はその場を動けなかった。
━━━その一方で行方知れずのアスマはというと。
「匡灯様とランドウはどこー!?ここはどこー!」
『マサヒ様の式神だ』
『しかしあの獅子は強いと聞く』
『退治されたらたまらん、関わらないでおこう』
遠めに妖達がそう話していた。
「匡灯様ー!」
自分が今何処に居るのか解らないアスマはその場を駆け出した。
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