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ランドウとアスマのやり取りを見ていてふと、思い出した。
「あきら、今日は一人なのか?」
「え?」
「いや、妖達が襲って来ないと言ってもあまり油断をするのはどうかと思ってな」
「あ、己等は一人じゃないす」
「そうなのか?」
辺りの気配を探ると、感じたことのある気配が近くにあることを感じ取れた。
「成る程。白銀の獣と一緒だったんだな」
「はい」
「獣!もふもふ!」
『うぅ…。アスマさん重たいです…』
元気な声のアスマを見ると、ランドウの体毛に頬を擦り寄せている姿が見えた。
「アスマ、ランドウが嫌がっているぞ」
「ランドウ嫌がってない!重たいって言ってるだけ!」
それを嫌がっているのだろう。と口にできなかった。
『アスマさん、体重をかけないでください!』
「はぁい!」
うむ。自己で解決してくれたようだ。
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