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匡灯は飲み物を取りに台所に居た。
「…あの鳥は、アイツの…」
匡灯は過ぎった人物を掻き消すように頭を横に振った。
「アイツが使い魔など使うわけない…」
そんな匡灯の考えは、訪問者を知らせる呼び鈴で消えた。
「……」
匡灯は急いで玄関へと向かう。
開けた戸の先には、匡灯の想像通りの人物が居た。
「繰威、なんの用だ」
「遊びに来た、んだよ」
「お前がか?言っておくが今は別の来客が居て」
「知っているよ。見たから。匡灯はあの子が好きなの?」
繰威は匡灯の衣服をきゅっと掴む。
「繰威、なんの話をしているんだ?」
「紹介してよ!」
「…色々と複雑なんだ、今はまだ」
「じゃなきゃ、上に報告する」
「!」
「匡灯と仲良くしている人なら、これからも関わるかもしれないし」
と繰威は匡灯に伝えたのだった。
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