アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
76
-
匡灯が打つ手が無いと解ると、赤狐のおそ松が祝詞を唱えはじめた。
「キツネ…、お前…」
匡灯が赤狐のおそ松の本気を見て驚いていると、更に驚く結末が待っていた。
「ランドウ!」
繰威の死者呪詛は、凍り付いたあと粉々に砕け散ったのだ。
「な…」
ランドウは解放され、膝を地についていた。
「ランドウ!」
「ランちゃん!」
「うぅ…」
「ランちゃん、怪我は無い!?」
「…はい、大丈夫です」
ランドウは赤狐のおそ松に心配はないと笑顔を見せていた。
一方で匡灯は思考していた。
「……」
「匡灯様、どうしたの?」
「俺のせいだ」
「匡灯様のせい?匡灯様悪くないよ!」
「いや、繰威を連れて来なければ、追い返せていればこんなことにはならなかった」
「匡灯様!悪くない!ランドウなら平気!怪我無い!呪詛も無い!」
「アスマ?」
「だってランドウは俺で俺はランドウだから!」
2体で1つだと、アスマは匡灯に伝える。
「そうだな。アスマが元気だからランドウも大丈夫だな」
「うん!」
.
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
76 / 700