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アスマの頭を撫でる匡灯はおそ松に感謝の意を伝えた。
「キツネ、ランドウを助けてくれてありがとう」
「…当然のことしたまでだよ」
「それでも感謝する」
「……」
赤狐のおそ松は匡灯をじっと見詰めてから、フイッとそっぽを向いた。
「あきら達にも感謝と謝罪をしなければな」
匡灯はあきら達に近付いた。
そんな匡灯を見て、アスマが口を開いた。
「匡灯様、最近感謝ばっかりしてるね!」
「…そうですね」
「ランドウ?どこか痛いの?」
「匡灯様の足を引っ張っている自覚はあるのに、なにも出来ないのが悔しいんです」
「?ランドウ、匡灯様の足を引っ張ってるの?」
アスマは物理的にそうだと思っていた。
「匡灯様、あきら達のところに居る!平気!引っ張ってないよ!」
「……オレ、強くなりたいです!」
「?」
「おそさん、オレを強くしてください!」
「え?俺に言ってたの?」
ランドウは丸まっていたおそ松に顔を近付けていた。
「おそさんの様に強くなれれば、匡灯様の足も引っ張らなくて済むと思うんです!お願いします!」
ランドウは頭をおそ松に下げた。
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