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白銀の獣獣に訊ねると「あの子らは守るべき存在だ」と返事が返ってきた。
“あの子ら”と口にする白銀の獣に匡灯は訊ねた。
すると、白銀の獣が見た方が早いという理由で、獣姿から人の姿に変わり匡灯に近付いた。
[匡灯、力をぬけ…大丈夫。]
「なにが大丈夫なんだ、説明しろ」
[そうだな…自分がみる世界の視界を共有するだけだ、普段自分が見えてるものをお前にも見せる…。だから目を閉じてリラックスして欲しい]
言われた通りにした匡灯は白銀の獣に額を宛がわれた際に少しだけ身体をビクつかせた。
そうして、白銀の獣が見えている世界を目の当たりにした。
「あきらが二人居る…」
[……]
「そうか。違和感はこういう事だったんだな」
[匡灯]
「俺には詳しい事情は解らない。だから、俺はなにも言わない」
真っ直ぐにあきらを見詰めた匡灯だった。
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