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「アスマ、今の時間に遠くに行くと帰りが遅くなる。もし行きたいなら明日にしよう」
「あした!行く!ドングリとまつぼっくり探しに行く!」
宝物探しというていをすっかり忘れるアスマ。
しかし、アスマにはそれさえも宝物に変わることをランドウは知っていた。
「キツネもあきらも獣も!一緒に行くよね?」
獣姿の白銀のもふもふを弄りながらアスマは訊ねていた。
「え?明日?」
「強制ではない。用事があるならそっちを優先してくれて構わない」
「用事は無いけど」
[……]
「まぁ、明日現地集合でも構わないがな」
と匡灯は付け加えた。
「どこに行くんすか?」
「森か山…どちらかだろうな。電車移動になるだろう」
「電車…」
「デンシャ!乗るの?やったー!」
「アスマさん落ち着いてください。明日ですよ」
「……てか、匡灯は学業とか良いの?」
おそ松が何気なく告げた。
「問題無い、俺が行ったところで好奇の目に晒されるだけだ」
「(てことは不登校なんだ)」
「明日楽しみだねー!じゃあ今はだるまさんが転んだの続きやろ?」
アスマがにこやかに口にした。
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