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「匡灯様ー!匡灯様!」
アスマが駆け足でやって来た。
「どう…」
「アスマさん!?」
アスマは上はしっかりと着ているが下は穿いていない状態だった。
「アスマ、何故下を穿いていないんだ」
「尻尾痛い!」
「……あぁ、いつものは痛くないんだな」
「痛くないよ!」
「?」
アスマは普段仁平を着ている。それは尻尾もきちんと通す穴があるので痛くないらしい。
逆に、ランドウは着物のみなので痛みは無い。
「穴を開けておこう。ランドウのもな」
「あ、はい」
「ランドウもう、もふもふじゃない」
「アスマさん、毎日もふもふをするのを止めてくださいって言っているじゃないですか」
「ランドウのもふもふ、好きだもん!もふもふしたいよ!」
「や、やめてください…」
匡灯は2体の尻尾通し穴を作っている間に、2体のやり取りを聞いていた。
「(この2体は相変わらず、仲が良いな)」
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