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ソラオが自身を抱く動作をして身震いをした。
「ソラオには寒い環境なのか?」
「人間離れしよって…」
ソラオは人型から烏の姿に変わり、匡灯の肩に止まる。
「ソラオ、俺の肩に乗るのは何故なんだ?」
『マサヒしか乗れんやろ。人間の肌の温もりを足から感じとるんや』
「そうか?」
「カラスぎゅってしたい!」
『あかん、獅子は加減出来そうにないからあっち行っとき』
「…ランドウなら良いの?」
『は!?』
「アスマさん?」
「ランドウがカラスぎゅってするのはカラスは良いの!?」
『いや…、それは…』
「獣もふもふしたーい!」
アスマは両手を上げて、その場から走り出した。
「アスマどこに行くんだ!」
「アスマさん!?」
『獣になんの魅力があんねん?』
アスマがたどり着いたのはあきらの目の前。
あきらの頭に居る仔犬を見ていた。
「なに見てるんすか?」
「俺もそのもふもふ触りたい」
「……」
「ダメ?」
潤んだ目、上目遣いであきらにお願いをするアスマ、果たしてそれに効果はあるのか。
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