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「ん……ぁ、はぁ……」
「…濃いな。オナってすらなかった?」
「……しらん…」
しらんて。知らんて自分のことだろーよ、辰綺ちゃん。
「あ…」
「なに、まだやってほしい?」
「ちが、飲んだ…?」
そういえば無意識に飲んだかもしれない。口端に指を持っていけば思った通りの液体がそこにあった。俺は飲んだ、と短く答えて、キスをしようと思ったけれどやめた。
辰綺の上に覆いかぶさって見下ろす。
いつもスカした、あんまり笑わない顔がそこにある。俺の好きな顔。
少し切れ長の、けど大きな目。薄い唇。超インドア派だから肌は白い。特徴は瞳の色だろう。ばあさんがイギリス人だかのハーフだかららしい。
「辰綺、次、何してほしい?」
綺麗だ、そう思いながら聞く。辰綺は後ろ、と言って
「後ろ、いれて」
「今日はヤケに性急だな、どうした」
「どうもしない。なぁ、はやく…もうヤバイんだよ…!!」
潤んだ目で俺を見てくる。ゾクゾクと、何かが背中を走った。
辰綺は魔性だ。人を寄せ付ける。表情一つで、仕草一つで、寄せ付けて離さない。抱き潰したいと思うのは、決して俺がSだからじゃない。
…むしろ、マゾ野郎でもサドになるわな…
いじめたい
泣かせたい
見たい
何を?
いろんな表情を。
だから俺は辰綺に懇願されたことをしてやらない。辰綺を起こして俺は少し離れる。それだけで俺が何を言うかがわかったみたいで、サッと顔色を変えた。
「自分でシて?」
できるだろ?
とこいつが弱い顔でいう。そうすれば辰綺は顔を赤らめながらこっちを向きつつ、四つん這いになって後孔に指を持っていく。
曲線を描く背中は滑らかだ。そこに口を落とす。少し吸えば白い肌はすぐに跡を残した。
「ん……ぅ…」
物欲しそうな声が聞こえれば、俺は後は待つだけだ。
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