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ぬち、と粘着質な音が耳に入った。
「そんなんでいいのか?今更恥ずかしがんなよ」
「うっさ……!」
半分アラタに抱きつきながら俺は一本、指を入れた。こういう事はたまにするけど、それでも、慣れない。指から伝わる自分の内部の熱。感触。動き。全部だ。
……無理…やりたく、ない……
そう思うくせに指は深く抉ろうとする。もっと強い快感を求める。だって、俺は知ってる。ソコを触れば泣きたくなるほど気持ちよくなれるって。
「ん…ふぁ、ぁ……ぁっ…」
だから、恐る恐るもう1本追加した。広げるように、探すように、動かす。
アラタの首を掴む手に力が入って、目はつぶった。なんとなく、暗くないのが背徳的で嫌だったからだ。
しばらくじれったいことをしていると、アラタはほら、と急かすように前を触ってきた。痛いほど勃ち上がっていたソレは、泣くように蜜を溢れさせた。
「…随分と悠長だな…とっととやんねーと挿れてやんねぇぞ」
「だま、れ……ぁああっ!」
つい奥に指を潜らせれば、触れてしまった。一番弱くて
…いちばん、かんじるとこ
こり、と1度触れてしまえばあとはもう簡単だ。止まらなくなって、ナカが閉まって、切なくなって、もっと奥まで欲しくなる。
「ね、も、いい…??は……ぁ、ね、?」
くちくちとヤラシイ音が部屋に響く。
「……後ろ向け」
「え……?ぁう、あ………きゅ、に、抜く、な…」
アラタは俺の手首を掴んで、後ろから指を抜かせると、腰を持って頭の向きを反対にした。
首に手をかけられ、枕に顔を押し付けられる。
そしてアナにあてがわれたのは太く硬く張り詰めた、アラタの
「あああぁぁっ!!」
「…はっ、キッツ………ほんとに誰も抱いてないんだな…」
抱かれてない、じゃなかった。
…抱いて、ない…
その細かい違いは大きな違いだ。前者は主語が他人で、後者は俺だ。どちらに重点を置くかで主語は変わる。
…たにん、なんて
俺は必死に枕を掴んで律動に耐えた。
「ん、ぁ、あっ…あぁ…!!」
甘い甘い声を出しながら。
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