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※体調不良につき短め更新。すみません。
ぁ、
「出てこいよ、そんなとこに入ってないで」
かちゃん、と、音がして、冷たい外気に火照った体が晒される。ガラスの箱から腕を引かれ、水滴を落としながら外に引きずり出された。
アラタは、着てるのバスローブだからか濡れるのも気にせず、抱き寄せてキスをしてきた。
…出てこいって、自分から……
頭の中で反論するけど、酸欠とテンパった脳みそじゃうまくまとまらない。
「ん、ぅ…ふ…っん、ぁ……」
十数秒して離された唇は、薄く隙間を開けたままだ。息継ぎのために離したかと思ったけど違った。
「そんなに欲求不満なら言えばよかったのに」
「ちが……」
「違くない。足りなかったから自分でシテたんだろ?大方後処理が止まんなくなったんだろうけど」
「…っ!!」
「あらら、図星?まぁそんなお前も好きだけど…俺的には超淫乱くらいがちょうどいいし」
腰を抱くアラタの眼は、まるで狼だ。
気高くて、綺麗で、でも獰猛で。
ライオンとかじゃない。狼だ。誇りある美しい狼。さしずめ俺はそれに食われかけてる子羊だ。だから動けなくなるし、喋れなくなる。
でもカラダは火照ったままだ。
バスローブに触れて擦れた、張り詰めたペニスはまだ蜜をこぼしている。ギリギリ残った理性で、押し付けるのを我慢した。
少しでも気を抜けば、求めてしまいそうで。
俺は息を整えた。
「てかさ、どうしてくれんの」
え?と首を傾げた。すればアラタはぐいともっと抱き寄せてきて
「〜〜っ!!??」
「お前がオナってんの見て勃ったんだけど。まぁあんだけ気持ち良さそうにしてんの見たら勃つわな。だからさ」
なんとかしてよ
耳元で囁かれた言葉は、俺を震わせるには充分すぎた。
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