アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
6-9
-
あつい
さむい
あつい
さむい
そんなことはどうだってよくなっていた。ただただ気持ちいい。それだけで、俺は満足。
「も、いいなっ」
「いいって、言って、る…!ぁうっ、あぁん…!!!」
俺がそう言った瞬間、あつくてふといのが俺を貫いた。腕はシーツを掴みたい。でも掴ませてくれない。
代わりに、とでも言うように絡め取られて恋人繋ぎをさせられた。熱に浮かされた眼では体ではそれに気がつかない。
…ま、こと、も…きもちいいのか、な…
俺に挿れるとマコトの動きは止まった。耐えるように顔をしかめ、俺の上で止まったままだ。
「まこ、どうした…?」
「ん…?いや、少し、ヤバくてな」
「やばい、の?」
「…あぁ、やばい。お前ん中が気持ち良すぎてな。ほら、今もきゅうぅって締め付けてきてさ。離さないって言ってるみたいで、さ」
嬉しそうに、マコトは呟いた。俺はそっか、と頷いて手を握った。
それが合図だったみたいにマコトは律動を始めた。
「ぁっ…!!!!や、ぁ!まこ、っ、とぉ!!ぁあんっ!!」
答えるように俺は喘いだ。泣くように喘いだ。実際泣いてたかもしれない。それほど、気持ちよくって。
太い、マコトのペニスが俺の中を穿つ。一番感じるとこに容赦なく当てられて、俺はみっともないくらい喘ぐ。その度に締まる。
クチュ、とも、ずちゅ、とも取れる音が室内にこだました。俺たちはその中で目を開いた。
…ぁ…
キスする。そう思った。
「んっ…ンぁ…ふぅ…」
「し、ん……」
「…ぁ、こ、と…」
互いの名前だ。紡がれて消えたのは。口の中で弾けて水音と一緒に消えたのは。
柔らかかった。
暖かいの、それが安心できた。
「んんっ、あ、はぁっ…ひゃあっ…!!!」
俺とマコト。
不毛な関係を続けるために、日が超えるまでずっとずっと、行為が終わっても、抱き合っていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
59 / 85