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雪の女王 和風パロバージョン
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海が目を開けると、そこは静かで冷たい世界が広がっていました。
「目が覚めたようじゃの。我が城へようこそ。」
雪の女王の城で海が目覚めた時、牙流打は海を探す為の旅をしています。
旅の途中で助けた、とある国の王子と王女から、馬車を貰い雪の大地を駆けています。
しかし、盗賊に襲われ危機的な状況に陥るのでした。
「あっあっあのっ!おっおっお金は…っあまり持ってなっなっなくて。出来たら見逃して…欲しいなぁー…なんて。やっぱ駄目ですよね。」
牙流打は縄で体を縛られ、盗賊の拠点地に連れて行かれてしまいました。
「頭ぁー!コイツ本気で金がねぇぞ?」
「…お主何をしにここまで来たのじゃ。」
「えっと、海を探してて…。雪の女王の城に行く途中でした。」
盗賊達が声を上げて笑います。
「あの城は死の城って言われてんだ。お前なんかが、行っても生きて帰って来れるワケないだろ?」
「それは、充分過ぎる程に理解してます。でも、そこに海がいるから…。」
「…良かろう。馬はお主に返そう。但し、馬以外は我等が貰い受ける。」
「えーと…それは、見逃してくれるって事ですか?」
「見逃す?勘違いするでない。死の城でお主が息絶えるのを見たいだけぞ。」
盗賊達は、牙流打を拘束していた縄を切り、馬と牙流打を外に放り出してしまいました。
それでも牙流打は、盗賊に感謝の言葉を掛けて、再び城に向けて駆け出すのです。
「なぁ、制多迦童子(せいたかどうし)よ。」
「なんだ、矜羯羅童子(こんがらどうし)。」
「少しだけ、アイツに手を貸さないか?」
「同じ事を思っていた。牙流打に御仏の導きを。」
「ふむ。では、牙流打に御仏の導きを。」
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