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―現在―(悠真side)
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「ハッ! 誰がテメェと仲よくホモるかよ! 死んでもゴメンだ! 俺はゲイでもホモでも無いんだぞっ!? お前みたいなモーホーは他に相手が居ねーのかよ、気色悪いんだよっ!!」
「ああ、やっぱ悠真はお仕置きが足りないな――」
『ウグッ!!』
突然、右の脇腹に強めの電力が激しく流れた。アイツにスタンガンを再びやられて、死にそうになった。意識も一瞬飛んで今度は力尽きた。
「毎回こんな続きじゃ、いつまで経ってもこの部屋からは出せないな……。私もキミをこの部屋から出してあげたいよ。そして、二人で並んで散歩を楽しみたい。なのにキミはいつも私に歯向かう事ばかりだ。少しは可愛げくらい見せてくれたっていいだろ。そう、あの時みたいに…――」
「はっ……?」
意味深な言葉を不意に呟くと俺の傍から離れた。薄れ行く意識の中でアイツの言葉が頭の中で引っ掛かった。
あの時? あの時って一体何だ?
またコイツの一人妄想か?
コイツはたまにおかしな事を話す。
そう、前にもおかしな事を言っていた……。
あの時、食べたハンバーグを『俺の好物だろ?』ってアイツは言っていた。コイツは俺を誰かと間違えているのかも知れない。いや、それとも他に別に何か…――。
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