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屈辱と……
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「ふっ、ふざけるな……! そんな事していいと思ってるのか!? 俺はお前の奴隷じゃない! いい加減ここから出せ、俺を今すぐ自由にしろっ!!」
鬼気迫る状況の中でめい一杯喚いて叫んだ。焼き印を押すという訳のわからない状況が目の前に迫っている。この状況で平然といられる方が無理だった。奴は背後に回ると、背中を素手で怪しく撫でてきた。
「この綺麗な背中に焼き印を押したらどうなるか今からとてもわくわくするよ。皮膚を焼き、その身は苦痛に震えるだろう。そしてキミは私の奴隷となる。さあ、神聖なる儀式を始めようか?」
「ふざけるな、お前なんかぶっ殺してやる! ただじゃおかないからな! お前なんか…――!」
怒りと恐怖心がピークに達した時、それは一瞬にして訪れた。あいつは何もためらいもなしに、いきなり人の素肌に、火で熱した棒を押し付けてきた。背中に燃えるような熱さが全身に広がるとそこで絶叫した。
『ぎゃあああああああああっっ!!』
背中に拳ぐらいのサイズの焼き印を押された。肌は、一瞬にして焼かれた。そして、押された場所は燃える熱さと激しい痛みに悲鳴をあげた。
まさにその瞬間は地獄だった。それ以上の言葉が浮かばない。俺は背中の痛みに絶叫した。余りの激痛に気が狂ったように叫んだ。
肉を焼かれると言う状況は想像を遥かに越えていた。あいつは俺の背中に焼き印を押し続けた。それこそ相手が苦痛に悶えるまでやめなかった。
『うぁああああああああああっ!!』
「いいよ、悠真…――! さあ、もっと良い声で鳴いてごらん……!」
『あぁああああああああああっっ!!』
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